来年2月で定年引退する藤沢和雄師(69)が手掛ける最後の2歳世代4頭が11日、美浦トレセンに入厩した。
中でもフィフティシェビー、ポイズンアロウの米国産2頭は藤沢流調教で今秋の米G1を目指す構え。70歳定年まで残り1年余り。レジェンドトレーナーの元に集った最終世代に注目だ。
みずみずしい張りをたたえた4頭の2歳馬が列をなして近づいてくる。美浦トレセン入厩検疫所から「北の杜地区」厩舎棟まで約2キロの馬道を元気のいい歩様で移動した。
【1995 藤沢 和雄調教師特集】
88年開業から34世代にも及んだ藤沢和厩舎の2歳馬。その最終世代が3月の声を聞いて入厩する他厩舎に先駆けてトレセン入り。
「(70歳定年を迎える)来年2月までしか預かれないが、それまでしっかり調教して、いい状態で別の厩舎に託したい」。出迎えた藤沢和師は語った。
入厩一番乗りを果たした2歳馬4頭は全て牡馬。米ブリーダーズCディスタフを制したストップチャージングマリアを母に持つフィフティシェビーは昨年の米セプテンバー1歳セールで82万5000ドル(約8700万円)。
BCクラシック、ドバイワールドCを制したアロゲートの初年度産駒ポイズンアロウは同75万ドル(約7900万円)の高値がついた良血だ。
「もしコロナが収束すれば、どちらも米国に行きたいと思わせるほどの馬。3月ごろには調教が進んでいるノーザンファームの馬も入ってくる。後れを取らないように進めたい」と師は評価する。
3歳春を待たず転厩となるにもかかわらず預託を引き受けた2歳馬は15頭前後を数える。
この米国産の良血2頭を所有する長谷川祐司オーナーの代理人、竹内啓安レーシングマネジャーは「若馬のしつけにかけて藤沢先生の手腕はズバぬけています。競走馬としての基礎をお願いしたいです」と語った上でこう続けた。
「この米国産馬2頭は藤沢先生に今秋のBCジュベナイル(11月5日、デルマー競馬場)を狙っていただくために購入しました」
オーナーの熱い期待を背負った同師。「まずは1カ月、自分の手で調教してから先を考えたい。そのために2月に入厩させた」とトレセン一番乗りの理由を明かした。
「これから入ってくる2歳馬も含め、私がいるうちにデビューできるのか、あるいは、やめた後のデビューになるのか判断していきたい。もちろん、体力が備われば6月の新馬からいきますよ」。
米G1も視野に入れたレジェンドトレーナー、最後の挑戦が始まる。
今年も楽しみにしております
スパークキャンドルを思い出させるね
旧4歳11月福島未勝利以降の初勝利
からの出世が見たい
三冠に縛られず距離適性重視 ダートの価値も上げてくれた
規則だからしょうがないがさみしいなあ
東京芝 サンデー 藤沢買ったら大概勝ったのが懐かしい
政治家も見習って定年制取り入れなよ
藤沢先生は是非勝っていないG1を勝って欲しいし、蛯名騎手には是非小倉で重賞を勝って欲しい!
藤沢先生引退前の阪神JFへ向けて
調教期待しています!