JRA競馬学校騎手課程37期生の第5回模擬レースが12月11日(金)、中山競馬場のダート1200メートルで池添謙一騎手と丸田恭介騎手を迎えて10頭で行われた。
レースはダテノイグナイトに騎乗した古川奈穂さん(20歳)=栗東・矢作芳人厩舎=が、好スタートからハナを奪うとマイペースの逃げを展開。直線はさらにひと脚を使って逃げ切り、前回(東京)の模擬レースに続いて2勝目を挙げた。2着はショウナンアクア(松本大輝君)で着差は1馬身1/4。
>>【JRA競馬学校】古川奈穂さん(栗東・矢作芳人厩舎)が模擬レース初勝利
古川さんは「馬の癖を出させないように気をつけました。いいスタートが切れたのでそのままハナへ。前回、東京の芝で経験したことを生かして、コーナーで息を入れられたことで直線、もうひと伸びしてくれました。ただ、周りを気にしすぎて(コーナーを)タイトに回れなかったのは反省点です」と冷静に振り返っていた。
次回は12月18日(金)に中山競馬場の芝・外1200メートルで行われる。
【生徒のコメント】
◆松本大輝君(ショウナンアクア2着)「ロスが多かったです。4コーナーで外を回しましたが、内がガラッとあいていた。ロスなく回ってくれば勝てていたレースでした。女子ばかりに勝たれているので、今度こそ勝ちたいです
◆小沢大仁君(タムロダイチ3着)「なるべく前で競馬したいと思っていました。内だったので1番(キノル)の後ろでロスなく競馬できたので3着に来られたかなと思います。まだ、馬のリズムと自分のリズムがうまく合わなかったのは今後の課題です」
◆永野猛蔵君(ショウナンランチャ4着)「スタートからスムーズでいいポジションを取れました。3~4コーナーで外からかぶせられて、馬の気持ちが切れてフラッとされた。そのあたりをもう少しタイトに乗れるようにしたいです」
◆横山琉人君(キノル6着)「ゲートを出てから少し外にモタれました。あそこで一旦引いて外に壁をつくる感じで進めればよかったのですが…。バテた馬でもしっかりと動かせるだけに体力をつけたいです」
◆角田大和君(クラシックシャトル7着)「スタートして出脚はつきましたが、ひと息で走ってしまう面があるので少し下げて3番手から進めました。4コーナーで外へ膨れた以外は思った通りに乗れました」
◆永島まなみさん(ビットアレグロ8着)「1200メートルだと少し距離が短いタイプなのですが、もう少し馬の気持ちを前向きにさせて乗れればよかったです」
◆西谷凜君(ダノンエンパイア9着)「外に張る感じで、3コーナーでは中途半端な位置取りに。うまく修正できなくて結果的に後手後手になってしまいました。これを次に生かしたいです」
現役騎手は池添騎手が5着で、丸田騎手は10着だった。なお、水沼元輝君は今回の模擬レースは騎乗しなかった。
参照先URL:JRA37期生第5回模擬レース~古川奈穂さんが連勝!
ならば益々期待せざるを得ない。兄弟子の坂井瑠星君みたいな飛躍を願う。
来年から女性騎手は3人になるが、切磋琢磨してほしい。
来年2月11日→競馬学校卒業兼新規騎手試験合格
来年3月6日騎手デビュー