『ココロノアイ』途絶えかけた名馬の血を守る。子どもに託したG1制覇の夢

途絶えかけた名馬の血を守ったココロノアイ 子どもに託したG1制覇の夢

貴重な名牝の血を後世につなぐ、大切な務めを担っている。

14年にアルテミスS、15年にチューリップ賞を制したココロノアイは、2年前の春から生まれ故郷である北海道・浦河の酒井牧場で繁殖生活を送っている。

初子と2番子はともにロードカナロア産駒。1歳の牝馬は東京サラブレッドクラブの募集馬としてラインナップされた。

当歳の牡馬は来年のセールに上場予定。代表の酒井一馬さん(43)は二世への大きな期待を口にする。

「ココロノアイは生産馬として久しぶりにクラシックに乗ってくれました。もしかしたら勝てるかも、という希望も持たせてくれました。子どもたちも、何とか母ぐらい活躍してくれれば…。夢はG1ですね」

ココロノアイの曾祖母は87年の牝馬2冠を制したマックスビューティ。オールドファンには懐かしい名前だろう。

産駒は初子のマックスジョリー(父リアルシャダイ)が桜花賞とオークスでともに3着に健闘。欧州に渡って現地のトップサイアーとも交配し、オープン特別を2勝したチョウカイライジン(父ダンシングブレーヴ)、5勝を挙げたアーサーズフェイム(父カーリアン)など8頭の産駒を残した。

ただ、牝馬はジョリーの1頭だけ。前代表の酒井公平さん(74)は「日本にはない血統の(後継の)牝馬を残したくて、サドラーズウェルズやカーリアンと交配したんですけどね」と苦笑いを浮かべて述懐する。

何より惜しまれるのは一人娘のジョリーが、父デインヒルの初子を出産する際に子宮動脈の破裂で早世したことだ。

「子どもを見たか見てないかというところでバタッと…。1頭残してくれたことが不幸中の幸いでした」

この牝馬は後にビューティソングと名付けられ、ココロノアイの母となった。「ビューティが1頭だけ牝馬を生み、その子が1頭だけ生んだ馬がまた牝馬で。つないできましたね」という言葉には実感がこもる。

実はココロノアイは牧場の名義でレースを走った。売らなかったのではない。生まれた時に脚が曲がっていたため売り物にならなかったのだ。

アルテミスSでは折り合いを欠きながら、そしてチューリップ賞では雨に打たれながら、勝利をもぎ取った。

途絶えかけた名牝の血から、平成の最後になって登場した根性娘。令和を迎え、母としてG1馬を送り出す日を心待ちにしたい。

≪横山典 ココロノアイと深い絆≫

酒井牧場と横山典には深い絆がある。生産馬のホクトベガは引退レースの予定だった97年ドバイワールドCの4角で転倒。左前腕節部複雑骨折と診断されて、安楽死となった。

手綱をとった横山典は「デットーリとかと一緒に乗りたいという自分の気持ちもあって、ドバイに行くことになったけど、ああいう結果になってしまった。それでも酒井さんは『おまえが無事で良かった』と言ってくれた」と悔しさをにじませつつ、感謝の思いを口にする。

それから17年が経ち、アルテミスSがココロノアイで制覇。ベテランの域に達した名手がヒーローインタビューで、

「酒井さんにはいろいろお世話になったんで、この馬で大きいところを獲れればいいなと思ってます」と語ったのはグッとくるシーンだった。

願わくばココロノアイの子どもが、横山典の手綱でG1を勝つシーンが見たい。

▼酒井牧場 

北海道浦河郡浦河町の競走馬生産牧場。創業は昭和15年。代表は酒井一馬氏。61年にはダービーをハクショウで勝ち、翌週のオークスをチトセホープで制する快挙を達成。

その後も87年に牝馬2冠を制したマックスビューティや、ダート路線を席巻したホクトベガなど、歴史的な名馬を輩出している。主な現役馬にダイアトニックやカフジバンガード、ブラックウォーリアがいる。

◆ココロノアイ(牝7)

2012年4月28日生まれ。父ステイゴールド、母ビューティソング。生産者は北海道浦河郡浦河町の酒井牧場。

2歳時にアルテミスS、3歳時にチューリップ賞を制覇。

しかし牝馬3冠では桜花賞10着、オークス7着、秋華賞14着と精彩を欠き、G1には手が届かなかった。総獲得賞金は1億1145万3000円。

参照元URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190806-00000104-spnannex-horse

負新太郎
チョウカイライジンは最初チョウカイテイオーと名付けようとして却下されたんだよね。
名無しさん
母系がずっと日本の流行血統だからココロも海外持って行かないと
付ける種が無いんちやうか?
名無しさん
マックスビューティやジョリー、ホクトベガの名前が出るだけでも本当に感慨深いものがあります。ダジャレのようで恐縮ですが、最後にそういう歴代を飾ってくれた名牝の心(ココロ)が残ってくれてよかった。きっとまだまだ未来につながってくれると思います。子供たちが活躍して、またホクトベガの名前がクローズアップされてくれると本当に嬉しいです。
名無しさん
たまたま仕事で関西へ長期出張で、雨の中、阪神競馬場へチューリップ賞を見に行った時の勝ち馬でした。一緒にブチコも走っていましたね。泥んこの馬場を駆け抜けたココロノアイは本当に強かった。子供のデビューも楽しみにしています。
その時たまたま財布を拾って競馬場のインフォメーションに届けたのだけどちゃんと持ち主の元に戻ったかなぁと今でも思い出します。
名無しさん
マックスもココロもだけど3歳で終わってしまう血統なのかなぁ
名無しさん
胸に染みる名前だな。良い子を産んで下さい。
チコツちゃんにしこられる
いやいや牝馬クラシックに出れただけでも凄い。応援する。
名無しさん
そうか、マックスビューティに繋がっていたのか。
現役時には気が付かなかったけど、好きな馬の一頭でした。
元気な仔を産んでその血を繋いで行ってほしいです。
名無しさん
マックスがひいばあさんか。
鬼才田原成貴を背に、後続を8馬身ちぎった桜花賞は
カメラを構えゴール前で脚立に乗って観ていました。
自分も歳がいくはずである。
名無しさん
他の方も言っておられるように、クラシックに出られただけですごいことだと思います!
お母さん自身がG1勝ってなくても産駒は大活躍という例は多いですし!ココロノアイちゃん応援してます(^^)
大きな牧場に負けずがんばれー!
名無しさん
93年クラシックは牝馬戦線も面白かったな。
1着ベガ
2着ユキノビジン
3着マックスビューティ
桜花賞もオークスも同じ結果なんだよね。
ヤフコメの屑コメにディスる
そしてそのローカナ牝馬を大事にして繁殖にあげ、エピファネイアをつけるとサンデーの3×4、そして超名血馬が産まれますね。エピファネイア産駒はよく走っていますし、短距離馬になってしまうかもしれませんが、夢は広がりますね。
名無しさん
競馬ゆえのロマンですねぇ。
ホクトベガをお母さんに出来なかった事は仕方ないとはいえ辛かったでしょうね。
マックスビューティの牝系続いてほしいです。
何にもない某
ココロノアイって、ゴールしても典さん乗っけたまま走り抜けてたな。
ステゴの牝馬らしいというかなんというか。
お母さんになっていたのですね。
名無しさん
ベガはベガでもホクトベガ!
名無しさん
これが競馬の素晴らしさ!
名無しさん
こういう名牝が代を経て、子孫で強いのを出したりするのも競馬の魅力の一つ。
若干古くなってしまったけど、トウカイテイオーも牝系を遡るとダービー馬のヒサトモに行き着く。ヒサトモも子出しが悪くて牝馬を一頭しか残せなかったけど、そこからあの名馬に繋がっていったわけだからね。ココロノアイにも期待しちゃいますな!
名無しさん
名前が大好きでしたね。
こういう昭和のクラシックの血を繋げて、いつかまた活躍馬を出して欲しいです。
名無しさん
ステイゴールド一番の魅力は古い名血を蘇らせることですね
名無しさん
ココロノアイいい馬だったね。乗り役が残念でした
名無しさん
マックスビューティの牝系か、田原はどうしてるかな?
名無しさん
綺麗事に聞こえるかもしれないが、、、
素直に良い記事でした。これこそが競馬の魅力なのかも知れない。
最近は馬券にばかり目が行きがちだった自分を恥じてます。
ひき逃げ事故の被害者(後遺症有り
可愛い母子
ステイゴールドも入っているのか
頑張って欲しい
名無しさん
結果論だけど主取りで1億稼いでくれたらほんと言うことないよな。
しかも無事に牧場に帰ってきてくれたんだから。
外房線に乗る動物
マックスビューティ…。
あんなに強かったのにエリザベス女王杯でタレンティドガールに差されただけで、以降全く走らなくなってしまった。最後オープンかなにかで勝ってたかな…。
タレンティドガールは千代田牧場なので恐らくまだ血は繋がってると思う。
時を越えてあのエリザベス女王杯の再戦が有るかもしれない。今度は勝てよ…。
名無しさん
まったくもって、関係ないが
マックスジョリーのオークスは
2着だったと今でも根に持っている。
名無しさん
典さんにももちろん頑張ってもらいたいけど、和生、武史の息子二人でG1というのも悪くない。
名無しさん
いつか絶対重賞勝てると信じてずっと応援していました。
本当に根性のある子だったと思います。
子どもたちのデビューを楽しみに楽しみにしています。
名無しさん
自家生産馬で1億稼いだら相当経営も楽になっただろうな。
名無しさん
う〜ん、横山がドバイのレースに乗りたいって言わなければホクトベガは命を落とすことはなかったんだね。罪なことをしたな。
n_m.cs
いい話ではあるが・・・もう1、2ヶ月早ければ良かったのに!
出資しているクラブなだけに知ってれば出資し・・・ないですが(募集額が高いので)、販促効果にもなったでしょうし。
出走まであと1年以上ありますが活躍を楽しみにしておきます。
楽に生きよう
マックスビューティか
あの桜花賞は本当に圧巻だった