日本の競馬生産界をリードする“巨艦”ノーザンファーム。生産馬は大阪杯からオークスまで現在JRA・G1・7連勝中。
昨年の宝塚記念以降、芝1600メートル以上のG1では無敗を誇る。5連覇が懸かる今年のダービーには8頭がエントリー。
同ファームを率いる吉田俊介副代表(45)に無敗2冠が懸かるサートゥルナーリアの可能性、そしてノーザンファームが目指す今後について聞いた。
――5連覇が懸かる日本ダービー。今年は生産馬8頭がエントリー。中でもサートゥルナーリアは05年ディープインパクト以来の無敗2冠が懸かる。
「母(シーザリオ)が素晴らしい繁殖牝馬ですし、兄2頭(エピファネイア、リオンディーズ)もG1を勝っている。当然期待していました。
生まれた時から馬格があって立派な馬だった。順調に成長し、ここまでは文句のつけようがない成績。凄い競走馬になるんじゃないかなという期待があります」
――皐月賞を振り返って。
「正直、負けるならここかなと思っていました。ホープフルSを勝った時点で、ダービーに一番いいコンディションで臨めるよう、陣営が逆算して決めたローテーション。
道中も外を回して安全運転。レースぶりにも余裕があった。叩き合ったヴェロックスも相当いい馬ですから。改めて強いと思いました」
――ロードカナロア産駒は初年度のアーモンドアイに続いてサートゥルもクラシック制覇と大活躍。
「カナロアは現役時代はスプリンター。産駒も短い距離でマイルまでかなと思っていた。ところが生まれてくる産駒はみんな気性が落ち着いている。それでいて体はしっかりしている。
早期デビューできる割合が高い。体力もあるので調教しやすい。サートゥルは兄2頭に比べて気性が穏やかなのも好成績の要因でしょう」
――サートゥルは中106日で皐月賞V。同じく生産馬のグランアレグリアは中111日で桜花賞V。いずれも最長間隔でのVだった。
「やはり外厩の存在が大きいです。9年前にノーザンファームしがらき、8年前に同天栄を開設。そこから成績が上がってきたと思います。牧場側もデータや経験を蓄積し、こちらから発信や提案をできるようになってきた。
スタッフも競馬に近い馬を日々任されて、試行錯誤して、経験値を高めてきた。今は現場の人間が厩舎と直接やりとりして情報を交換している。厩舎との連携も含め、非常にうまく回っていると思います」
――サートゥルは6月デビュー。早期から活躍する馬が増えている。
「確かに昔と比べてサイクルは早くなった。ただ、牧場側としては準備の整った馬から順番に送り出しているだけ。2歳の早い時期に賞金を稼いでしまえばその後が楽。
成長を促すために休ませる時間も取れるし、目標に向けての逆算もしやすい。若い時期に無理使いしないことは、古馬になってからも生きてくると思います」
――ノーザンファーム生産馬は昨年の宝塚記念以降、芝1600メートル以上のG1で負けていない。
「確かにG1では勝っていますが、他の重賞では取りこぼした馬もいる。負けたことから次にどうフィードバックするかが重要になる。
現にダートや千二では勝てていない。海外遠征もうまくいかないことの方が多い。今は芝の中距離で結果が出ていますが、うちの牧場が弱いカテゴリーでも強い馬を出せるようチャンレンジを続けたい」
――今後の目標は?
「やはり世界に出て大きいレースを狙いたい。凱旋門賞、キングジョージ、メルボルンC、ブリーダーズC、ドバイ。毎年挑戦していかないといけないと思っています」
――サートゥルは凱旋門賞にも登録した。
「今年はサートゥルとブラストワンピース、フィエールマン、リオンリオンと登録された生産馬が4頭いる。世界中のホースマンが勝ちたいと思っているレース。何回か惜しいレースがあったが、ようやく駒がそろってきた感じがします。
たくさんいる中から適した馬を選べるのが理想。日本の速い馬場で結果を出した馬が、必ずしもロンシャンで走れるとは思わない。
何が何でも“この馬”というのではない。今年なら4頭の登録馬の中で、一番条件が合う馬で行くことができれば。もちろん全馬行ければ、それが一番ですが」
――最後に意気込みを。
「サートゥルに関しては、まずはダービー。今はそれしか考えていない。
ただ相手も強い。ヴェロックスも底を見せていないし、ダノンキングリーも強かった。いい結果が出て、今後につながっていけばいいと思っています」
◆吉田 俊介(よしだ・しゅんすけ)
1974年(昭49)4月13日生まれ、北海道出身の45歳。慶大卒。98年ノーザンファーム入社。
ノーザンファーム空港牧場場長を経て、現在は同ファーム副代表。クラブ法人サンデーレーシングの代表取締役も兼務する。
父はノーザンファーム代表の吉田勝己氏。趣味はサッカー観戦。
参照元URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000044-spnannex-horse
生涯育成に変わってしまった。
良い事なのか悪い事なのか
独禁法に引っかからないのか??と思ってくる。
1社だけが勝って、競馬は国による税金も投入されてるから
「ノーザンのために税金投入なんてアホらしい」
とそのうち誰かが騒ぎ出しそう。
サンデーレーシングはじめ、一口馬主の法人の多くは社台グループだし、買収したシルクの馬に凱旋門賞勝たれるのは嫌だろうしね。
ただ今後の生産界の事を考えると、素直に祝福出来ないのは自分だけ?
良くなるよ。ただしダービーは苦しいはず。ゴールまで真面目に走れないだろこの馬!現時点で!
他の育成牧場も真似るとこは真似たり新しいアイディアで頑張るしかない!
もう他の企業は太刀打ちできないね
良くないよこういうの
全レース1頭出しではないだろ。
ノーザンテーストからここまで来た感じ
ノーザンファームのせいで中小の芽が摘まれるとかは考えすぎだと思う
寡占や独占が進むと種付け料とかが高くなりすぎて中小
が淘汰されてしまうというのは確かにあるのは事実だとは思う
昔のJRAがやっていた抽選馬みたいなのは悪い面も多かったが
そういう意味でよい面もあったのかもしれない
どの世界も勝つことが正解ですからね
アーモンドアイ最強!とかもて囃されてた割に、今年の春はドバイターフから安田記念とか興醒めだし
嘘を書くなよ。
だからこそ、社台グループには海外競馬に積極的に遠征してほしい。日本は賞金が高いのもあって社台は海外に行きたがらないけど、このままだと日本人ホースマンの育成に繋がらない。社台が海外で日の丸を背負って戦えば、純粋に応援できるし、きっと日本競馬の価値を高めてくれると信じている。
もはや中小の牧場には太刀打ち出来ない。
しかし、なんかこいつ嫌い。
こいつら一族ほんま丸儲けやなww
こんなことやってたらインタビューされる側の信用も失って今後応じてくれなくなるんじゃないの。
さらに言うなら外厩関係者は馬の状態を十分に把握できていたり、コントトールできるわけで、吉田さんも
>スタッフも競馬に近い馬を日々任されて、試行錯誤して、経験値を高めてきた。今は現場の人間が厩舎と直接やりとりして情報を交換している。
と記事に書かれている。
これって、公正競争としてどういう取り扱いなんだろう。
外厩関係者は馬券が買えないのかな?
反社会勢力から圧力とかないのかな?
でも、当日の馬場は、JRAが忖度してサートゥル用に仕上げちゃうんだよな…