若手騎手たちによる戦い「ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)」のトライアルラウンドが先週5日をもって全日程が終了しました。
JRA・地方競馬合わせて16名の騎手が12月24日園田競馬場、26日阪神競馬場で行われるファイナルラウンドに出場しますが、ファイナル出場とはならなかったのものの、きらりと光るジョッキーの「ちょっと馬ニアックな世界」を覗いてみましょう。
◆関本玲花騎手(せきもと・れいか、岩手)
【関本玲花 ~笠松競馬初勝利記念セレモニー】
お父様が騎手・調教師という環境で育ち、地方競馬教養センターに合格する前、女性騎手交流戦「レディスヴィクトリーラウンド」が盛岡競馬場で行われた日には競馬場へその様子を見に来ていた関本騎手。
昨年10月にデビューすると、インターネット上では関本騎手のファンのことを「玲花おじさん」と呼ぶ単語が生まれるほど、地方競馬ファンの間で人気を博しています。
【関本玲花騎手 始球式】
少しずつ成績も残しはじめ、YJSトライアルラウンドでは地元盛岡で4着、門別で3着、5着と掲示板を確保。さらに、10月21日にトライアルラウンドが浦和競馬場で行われた日にはYJSの前にエキストラ騎乗を行い、浦和初騎乗・初勝利を遂げました。
800m戦で好スタートから2番手につけ、逃げる1番人気を直線でスーッとあっさり交わして完勝という内容。乗り慣れた盛岡競馬場よりも小回りの浦和コースに対応しました。
「直線に向いて、『これ、勝ったかも』と思いました」と関本騎手。
引き上げてきた人馬を迎えた元騎手の平山真希調教師も「玲花ちゃん、うまく乗ったよ」と声をかけていました。
同日に行われたYJS浦和は第1戦で「エキストラ騎乗の経験が生きました」と3着同着でした。
残念ながらその後、他の騎手がポイントを大幅に加算したため、ファイナル進出とはなりませんでしたが、近い将来、JRAで騎乗できる機会がくるのを楽しみに待ちたいと思います。
ぜひ南関に乗りに来てくれ
応援しに行く
菜七子よりかわいい